第一歌集

西暦三千年の雪

歌集「西暦三千年の雪」
星野満寿子

監修:染野太朗

四六判、上製、256ページ
定価:本体2,500円+税
ISBN978-4-86385-305-8 C0092

装画 阿部真弓
装幀 片岡好

批評的な眼差しと、生と死への慈しみと

歌のなかで、現実と想像が混じり合う。
その混じり合いにじっくりと身を浸したい。
(染野太朗)

2018年4月下旬全国書店にて発売。

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著者略歴

星野 満寿子(ほしの・ますこ)
1945年1月18日佐賀県生まれ
1983年白路入会
2017年9月白路退会

五首選

野に忘れ来たりし鋏 円形の虹は断たれて野の果てに立つ

水鳥が低き夕空かき混ぜるこころもとなく人待ちおれば

君はもういないこの世に雨は降り庭のかたえにトマトが熟れる

ぎざぎざの空缶ひとつ捨てそびれいつまでもある のみどのあたり

天平の人の祈りをつめこんだ塔がときどき吐く雲の息