新たなるジャズの灯を求め、旅は続く

四国ジャズロード

「四国ジャズロード」
田代俊一郎

A5、並製、176ページオールカラー
定価:本体1,800円+税
ISBN978-4-86385-160-3 C0073

ジャズを知らずに闘えるか。
青い山、蒼い河、碧い海。美しい山河の国を旅ゆく白いお遍路。祈りと救済の島にもジャズが流れている。ジャズ屋の苦難の時代。されどジャズは鳴りやまず。ジャズの旗を高々に掲げ続ける人たちがいる。九州、山陰山陽に続くジャズロードシリーズの第三弾。同行二人、ジャズはいつも愛しき相棒だ。四国ジャズ巡礼の必携本。39店掲載。

2014年10月下旬全国書店にて発売。

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著者プロフィール

田代俊一郎 (たしろ・しゅんいちろう)
1950年、北九州市生まれ。慶応大学文学部卒業後、西日本新聞社に入社。ソウル支局長、社会部長、文化部長などを経て現在、客員編集委員。主な著書に『駆け抜けた前衛―九州派とその時代』(花書院) 、『釣り具博物誌』『立原道造への旅―夢は そのさきには もうゆかない』『原郷の奄美-ロシア文学者 昇曙夢とその時代』『福岡音楽散歩-ライブハウスの人びと』『九州ジャズロード』『山陰山陽ジャズロード』 『九州ジャズロード 増補改訂版』(共に書肆侃侃房)、『韓国の手仕事』(晩聲社)、『韓国の釣り』(つり人社)など。

中面イメージ

準備中

目次

愛媛県
 松山市   WBGO
       マリモ
       Monk
       MOON GLOW
       POWELL
       Swing
       GRETSCH
       SWING
       AULD LANG SYNE
 今治市   マニアナ
       JUG
       84
 新居浜市  St. GERMAIN
 八幡浜市  Ron
 宇和島市  鈴
  off beat 21 カリカリの鉄板フード

高知県
 高知市   ALTEC
       木馬
       一千一秒
       BIRDLAND
       CREOLE
 四万十市  Watch
 高岡郡   淳
 吾川郡   土居邸
  off beat 22 川そばに佇む昭和の映画館
  off beat 23 室戸岬でジャズを聴く

徳島県
 徳島市   COLLECTOR
       JUN
       ますだや洋琴堂
       CABIN ’88
       GOTŌ’S BAR
       Anchor & Bay
       Swing
 鳴門市   GALANTOM
  off beat 24 終わりなき情熱の長城

香川県
 高松市   UP★TOWN
       mimosa bird
       SPEAK LOW
       SO NICE
 丸亀市   D’s CLUB
 東かがわ市 創作
 三豊市   Accent
  off beat 25 小豆島のテンプルジャズ
  off beat 26 ジャズを聴くお遍路さん

旅を終えて

訂正のお詫び

本書掲載店「創作」(香川県東かがわ市、P160~163)の記事内容に誤りがありました。この場を借りて、お詫びいたします。

P161
 上段3行目
  国道55号線 → 国道11号線
 下段4行目
  佐田半島 → 佐田岬半島
   5行目~7行目
 マスターは、地元の県立高校を卒業後、地質調査会社に就職、伊方原発の地質調査などにも従事した。

P162
 12行目以降
 「スムーズな味を心掛けた。若い人が『苦くてコーヒーは飲めない』と言うので、それでは飲めるようにしてやろうと」
 店で大きな顔をしているのはグランドピアノだ。
 「このピアノは『わらしべピアノ』ですよ。使わないから置いといて、で始まりました。最初はアップライトのピアノでしたが、それが今ではこのピアノです。どんどん人を介していく間に良いものになりました」
 店のガラスドアを額縁にして虎丸山が見える。その背後で大きな稜線を描く讃岐山脈の向こうはもう徳島県だ。山脈の懐には禅宗・宝光寺があり、本堂では毎年、マスターたちが企画したジャズコンサートが開かれている。「宝光寺コンサート」は八年ぐらい前にスタートした。
 「これを聴いてください」
 マスターが掛けたのは店で録音した西尾賢・小山彰太・伊藤啓太のトリオでアルバム「ソボブキ創作ライブ」。
 この演奏の中で何人かの声が入る。「イエッ」。常連客とマスターの声だ。
 高松と徳島のジャズロードをつないでいる店だ。

関連書籍

『九州ジャズロード 増補改訂版』
『山陰山陽ジャズロード』
『福岡音楽散歩』