戦友

 少し前のことになるが、年末の帰省で、友達に会った。ずいぶん長いこと寝食を共にした戦友である。この年齢になって、そんな友達が出来ることはめったにないだろう。出産入院友達である。

 入院は何回もしたが、やはり普通に病気で入院しているのと、出産という目標に向かって入院しているのでは様子が全く違った。
 産科という科の特殊性なのか、たまたま入った病室のメンバーがそうだったのかは分からない。分からないけれど、最初のMFに入っていた苦しい時期を越え、残った問題は切迫だけとなって待っていたのは、本当に楽しい入院生活だった。

 さながら合宿である。
 朝は同じ時間に起きて胎児の心音を聞き、毎週エコーで胎児の様子を見る。お互いにエコーの写真を見せ合ったり、許容以上に増えていないかドキドキしながら体重を量ったり。
 微妙に違うおかずをくらべたり、あれが食べたいとかこれが食べたいとか言い合ったり。
 見たいTVの時間にシャワーの予約を入れてしまったと言っては笑い、夜中にお菓子をポリポリ食べていたと言っては笑う。
 普通は何となく緊張感のある回診さえ、朗らかな先生に恵まれて楽しいひとときであった。

 その戦友たちと、病院の外で会う。初めはやはり楽しみであると同時にちょっと緊張もした。何しろお互い生活を共にしたとはいえ、ある意味で非常事態の中での顔しか知らない。普段の顔は全く知らないのだ。
 しかし、そんな心配は無用であった。病室にいたときとなんら変わりは無かった。ひたすら楽しい再会だった。年末に会ったときは、もうそんな心配もかけらも無かった。本当に楽しい時間をありがとう。

 1歳前後とはいえ、もうみんなそれぞれである。俊敏な子、おっとりとした子、指先の器用な子・・・。今度会うときには、子供同士がよりお互いをしっかり認識して一緒に遊ぶのだろう。
 ”赤ちゃんがくれた出会い”といった仲間がいた。本当にその通りだ。みんな、ありがとう。

2008-01-13 14:02 by pochi

コメント

コメントはまだありません

コメントを書く

Comment Form

Trackbacks

Trackback URL
5:ezsch.ezweb.ne.jp /search/ezGoogleMain.php
3:ezsch.ezweb.ne.jp /search/ezGoogleMain.php
1:ezsch.ezweb.ne.jp /search/ezGoogleMain.php
1:search.live.com /results.aspx
1:ezsch.ezweb.ne.jp /search/ezGoogleMain.php
1:ezsch.ezweb.ne.jp /search/ezGoogleMain.php
1:search.live.com /results.aspx
1: Google [ 戦友 ]
1: Google [ 戦友 ]
1: Yahoo! [ 戦友 ]