| 1 |

2008-10-15

新しい言葉

null

 シナモンくんの「言葉」がすこしずつ増えてきた。初めは動くもの全てが生きている「わんわん」と生きていない「ぶーぶー」に分類される有様だったが、最近では飛行機は「きーん」、船は「ぼー」にと細分化されてきた。
 しかし動物はいまひとつ。先日どんぐり村で馬に草を食べさせた記憶からか、海の中道で出会った非常に愛らしい室内犬に対して草を差し出していた。彼なりの親愛の表現ではある。確かに実家の犬はブロッコリーやらきゅうりやらを食べる悪食だけどね。普通の犬は肉が好きなんだよ、シナモン。

 しかし、相変わらずなのはごあいさつ。バイバイだけは言えるのだが、ありがとうもこんにちはもニコニコしながらひざを曲げ、頭を傾けてお辞儀はするものの言葉はナシ。動作にあわせてまわりで言うようにはしているのだけれどねぇ。
 そのシナモンくんが先日、朝起きるなり「おはよ!!」と言葉を発した。しつこくおはよう、おはようございますと言い続けて来たのがついに実を結んだ。
 ぽち夫曰く、「バイバイしか言えないとみんな行っちゃうからねぇ」
 全く、ごもっともです。
 じじりんと呼ばれる実家の父と姪は、面白がって「おはようでござる」と教え込んでいたが、その努力が無駄に終わってよかった。

 以前、目、鼻、口などという言葉を、そこを指をさすことでシナモンくんが理解を示し始めた時、じじりんは頭を「脳みそ」と教えた。今も「脳みそは?」と言うと彼は嬉しそうな顔で頭を指差す。そして、じじりんもそれを見て非常に満足そうに笑っている。
 父はどこまで本気でやっているのだろう。やはり面白がっているだけなのだろうか。そして、この誤解はいつ解けるのだろう。「脳みそ」と言えるようになる頃かな・・・

2008-10-15 - 21:44 - | コメント(1) - TB(0)

2008-07-20

ねじりパン、後日談

 シナモンくんのくるくる頭、やはり髪でシナモンを覚えてくれている人がいる。
 公民館で開かれている育児サロンでもくるくる頭をかわいがってもらった。今、キムタクもくるくる頭だし、はやりでいいじゃない!と言ってくれる人もいた。しかし。
 気を良くして家に帰って話すと、ぽち夫がひとこと。

 「パパイヤ鈴木」

 ・・・でも、顔はあなた似と言われてるんだよ、いいの?いいんだよね。そうだね、シナモンくん、メタボ腹だし。パパイヤ鈴木か。。。
 ついに本日、前髪と横の髪を散髪しました。

2008-07-20 - 20:29 - | コメント(1) - TB(0)

2008-07-05

シナモン、ねじりパンになる

null

 台風の目もしっかり見える、ぐるっとひとまきのシナモンロールだった息子の髪。いつの間にか母の予言どおり、たてロールの様相を見せてきた。もちろん長くのばしてなどいない。たいしてのびている訳でもないのに、縦に巻くとはこれいかに。不思議に思いながら放置している。というか、ぐるぐる巻きで切りようがナイ。初めて会う人の9割方が髪についてコメントをくれる有様だ。
 天然ですか~?と聞かれた事も何度も。もちろん1歳半のチビにパーマをかけるわけがないし、聞いているほうもそんなことを聞いているわけじゃないことは分かっている。それでも口にして聞いてしまうほどくりんくりんなのだ。

 それ以外にも、これまでに何度も聞かれた質問がある。人によって様々な聞き方をするが、要は純粋な日本人ですか、という質問だ。何で聞かれるのか不思議だったが、どうもこのくるくる頭が原因らしい。
 私から話を聞いたぽち夫は「この地蔵顔のどこが~???うひゃひゃひゃひゃ」とバカ笑いをした。失礼なヤツだ。顔の話じゃないんだよ、顔の話じゃ。

 顔といえば、ぽち夫が笑い飛ばした顔は、ますますぽち夫に似てきた。鼻から下が笑っちゃうくらいそっくり。そして、どんぐりまなこの鼻から上は姉そっくり。ぽちの血は一体どこへ行ったんだろうね。自分の顔より姉の顔のほうが好きだから、狙い通りなんだけどね。
 私に似てる所はどこなんだろう?とぽち夫に聞くと「くいしんぼ」と一言答えた。失礼なヤツだ。顔のはなしをしてるんだ、顔の。

2008-07-05 - 20:45 - | コメント(2) - TB(0)

2008-01-13

戦友

 少し前のことになるが、年末の帰省で、友達に会った。ずいぶん長いこと寝食を共にした戦友である。この年齢になって、そんな友達が出来ることはめったにないだろう。出産入院友達である。

 入院は何回もしたが、やはり普通に病気で入院しているのと、出産という目標に向かって入院しているのでは様子が全く違った。
 産科という科の特殊性なのか、たまたま入った病室のメンバーがそうだったのかは分からない。分からないけれど、最初のMFに入っていた苦しい時期を越え、残った問題は切迫だけとなって待っていたのは、本当に楽しい入院生活だった。

 さながら合宿である。
 朝は同じ時間に起きて胎児の心音を聞き、毎週エコーで胎児の様子を見る。お互いにエコーの写真を見せ合ったり、許容以上に増えていないかドキドキしながら体重を量ったり。
 微妙に違うおかずをくらべたり、あれが食べたいとかこれが食べたいとか言い合ったり。
 見たいTVの時間にシャワーの予約を入れてしまったと言っては笑い、夜中にお菓子をポリポリ食べていたと言っては笑う。
 普通は何となく緊張感のある回診さえ、朗らかな先生に恵まれて楽しいひとときであった。

 その戦友たちと、病院の外で会う。初めはやはり楽しみであると同時にちょっと緊張もした。何しろお互い生活を共にしたとはいえ、ある意味で非常事態の中での顔しか知らない。普段の顔は全く知らないのだ。
 しかし、そんな心配は無用であった。病室にいたときとなんら変わりは無かった。ひたすら楽しい再会だった。年末に会ったときは、もうそんな心配もかけらも無かった。本当に楽しい時間をありがとう。

 1歳前後とはいえ、もうみんなそれぞれである。俊敏な子、おっとりとした子、指先の器用な子・・・。今度会うときには、子供同士がよりお互いをしっかり認識して一緒に遊ぶのだろう。
 ”赤ちゃんがくれた出会い”といった仲間がいた。本当にその通りだ。みんな、ありがとう。

2008-01-13 - 14:02 - | コメント(0) - TB(0)

2008-01-03

1歳

 シナモンくんが先日ついに1歳になった。彼は元旦生まれである。

 昨年は内田先生の「お正月ぐらいは帰りたいですよね~」という暖かいお言葉で大晦日に外泊。かなり不安があったので、1泊だけの予定で。
 11時頃に夫に迎えに来てもらい、車で実家に戻った。実にほぼ2ヵ月半ぶり。実家ではぽちが食べたがっていたピザを用意して待っていてくれた。
 夕飯も終わり、シメの年越しそばのためのお湯を母が沸かし始めた時、無念の帰院となった。外泊ならず。ただの外出である。
 年末のテレビはTVタックルを見ていた。その直後に病院に行く羽目になったので、以来、TVタックルと見るとお腹が痛くなるような気がする。全くのぬれ衣である。

 病院で三塚先生に「おめでとうございます」と言われたときは、正直、何の事かサッパリ分からなかった。ちょうど年が明けたところだったのだ。
 ぽちは子宮を切った事があったので、初めから帝王切開と決まっていた。手術室のスタッフの方には「年明け一発目がこれって良いね~」と喜ばれた。

 開胸・開腹手術はあわせて4回目である。そういう意味での緊張感はほぼゼロ。ぽちは麻酔が効きすぎてしまう体質なので、麻酔の様子を見るときはさすがに少し緊張感があった。しかし、それ以外は実にのんびりとさせていただいた。
 全身麻酔ではなかったので、世間話をしているうちに手術はすすんでいった。偶然、スタッフの方が同じ高校出身で、えんえんと高校の話をしていた。
 
 午前2時過ぎ、シナモンくんが生まれた。くちゃくちゃのちびっこくんである。後日、友達に「生まれたての赤ちゃんって、客観的に見たら決して可愛いもんじゃないよね~」と暴言を吐いたが、そのくちゃくちゃふにゃふにゃがなんとも愛おしかった。

 そのシナモンくんがもう1歳。よろよろふらふら歩いている。元日なので諦めていた誕生日ケーキも、近所で丸いのを見つけた。上に飾ってあったイチゴと、スポンジ少しをシナモンくんも食べた。
 思えば出産前に予想外な事が起きた為に、生まれてからも何かあるのではないかと心のどこかでびくびくしていた気がする。そんな心配など蹴散らして、シナモンくんの1歳の体重は11.2kgであった。
 相変わらずなんちゃら発育曲線ぎりぎりいっぱいに大きい。重くて抱っこもしんどい。しかし、贅沢な悩みである。元気に大きくなれよ。

2008-01-03 - 23:35 - | コメント(6) - TB(1)

2007-11-08

通り道

 きょうも家の中をダンナが歩いている。ダンナの歩いたあとは良く分かる。
 起きる。お手洗い。顔を洗って着替え。シナモンくんの顔をふく。。。

 トイレと洗面所の電気がついている。整理ダンスは微妙にあいている。居間のドアが開いている。
 友人に言わせると洗濯物を脱ぎ散らかさないだけまし!!ということらしいが、どうもダンナの通ったあとは良く分かる。ヘンゼルがパンくずを散らして歩き回っているかのようだ。
 別段、片づけが苦手というわけでもない。それなのに何故こうなるのか?

 シナモンくんがかなり機動力を増してきた今、つけっ放しはともかく開けっ放しは危険である。
 気付けば玄関に、ベランダに、洗面所に行こうとしている。いつの間にか小物入れから物を出している。リモコンの電池も取り出そうとしている。

 危険である。


 ふっふっふ、ダンナの悪癖をなおすなら今かもしれない。

2007-11-08 - 11:32 - | コメント(4) - TB(0)

2007-11-01

10ヵ月

 シナモンくんが10ヵ月になった。もうそんなに経つのか。早いものである。
 去年の今頃は、未熟児で出ちゃうかも…その場合は…という最悪の事態はなんとかこえたものの、まだ手術後お腹が動き出さなかった。MFICUで相変わらず絶飲食でシナモンくんの入れ物を続けていた。

 担当してくださった産婦人科のU田先生も困り顔で「お腹をもっと動かす薬はあるんですけどね。。。でも、それって陣痛促進剤なんですよねぇ」「はぁぁぁぁ、そりゃだめですよねぇぇ」なんて会話が繰り広げられていた。
 成程ねぇ、人間の体はうまくできてるというか、うまくいかないというか、と妙に納得させられた覚えがある。

 そんな状態だったシナモンくんがもう伝い歩きをしているなんて、ウソみたいだ。未熟児で出ちゃうかもって言ってたなんて言ったら、笑われる勢いで大きい。見るからに健康そのものである。昨日も知らないおばちゃんに「よ~ぉ肥えとるねぇ!」と声をかけられた。

 そんなとき、彼はたいていニコニコ顔になる。かまってもらうことが、とにかく嬉しいのだ。嬉しくて嬉しくて満面の笑みである。そんな彼を見て声をかけてくれた人も満足げに笑ってくれる。
 そんな風景を見る度に、人間、こうでなくては、と思い知らされるぽちであった。

 その昔、今ほどのお気楽者ではなかった(と思う)ぽちは、10年程前に大きく方針転換した。10年前といえば結婚した頃だ。夫が超のつく程のんき者(…よくいえばおおらか)なのである。
 見ていて悩むのがバカらしくなったのだ。心の底から。世の中これでいいんだ~、と思ったら結婚していた。人は何が長所とみなされるか、全く分からないものである。
 それにしても理由付けさえ上手くいけば、簡単に性格など変わるものなのだな。おかげでぽちもいろいろ悩まなければいけないのかもしれないが、のほほん生活である。

 彼の長所はどうやらシナモンくんもしっかり受け継いでいる。そうだ、しなもん、それでいいのだ。おおらかに育てよ。

2007-11-01 - 22:36 - | コメント(0) - TB(0)

| 1 |