2008-09-14
O本家の生物
またまた姉一家、O本家の話題である。
わが姉は本当に生き物の世話をよくする。惜しみない愛情をそそぐとはああいうことを言うのかもしれない。関東在住の姉が、夏休みに置いておけない虫まで引き連れて福岡にやって来る。しかも、年々増える。車で来るようになった理由のひとつにはなっていると思う。
以前飛行機でめだかを連れてきたときは検査の人の目が点になっていたらしい。
数年前の夏休みの話。その年も賃貸の狭い玄関は、たちまち虫やら丘ヤドカリやらに占領された。そして姉は『決して開けてはいけません』と何やら保冷された包みを冷蔵庫に入れた。
「ぽちの嫌いなものだから」と言うのだ。嫌いといったって、くいしんぼうのぽち、普通に食べるもので見るのも嫌なほどの食べ物などナイ。
不審に思って追求するとイモリだかヤモリだかの生餌だと言うではないか。生餌!生きてるのか!?いも虫だかミミズだかだと!?冷蔵庫にそんなものを入れるな!!!!!
しかし、せっかく連れて来たイモリだかヤモリだかに死なれても困る。仕方がないので奥の方の目に付かない所に入れてもらい、存在を忘れることにした。
そして。姉はこともあろうにその包みを忘れて帰った。その時は非常事態だったので仕方がないが、これだけは忘れてほしくなかった。
ぽちは触る勇気もなく包みは冷蔵庫に鎮座ましましていたが、いよいよぽちとぽち夫が実家に帰る時が来てしまった。まさかそのままにしておくわけにもいくまい。
姉に聞いたところによると、いも虫だかミミズだかではなく、ミルワームと呼ばれるもので、ある種の虫の幼虫だそうだ。
ミルワーム。
なんてかわいそうな名前。食べられるために生まれてきたのか、君は。常温に戻すとさなぎになってしまうのだそうだ。
しかし、仕方がない。結局、協議の結果ぽち夫に袋に入れてしっかりと口を閉めてもらい、ゴミに出すことになった。ゴミ置き場に虫が大量発生、という話も聞かなかったので大丈夫だったらしい。ごめんね、ミルワーム。食べられたほうがましだったね。
2008-09-14 - 00:55 - | コメント(1) - TB(0)
2008-05-22
エル坊
ご無沙汰いたしました。
ばたばたと日々過ごしている間にシナモンくんは1歳5ヶ月になろうとしております。あんよも安定してきて、近頃はすっかり外遊び大好きくんです。
ところで。
以前お話しした姉一家が飼っているフトアゴヒゲトカゲのエル坊、ついに対面する時が来てしまいました。
先日姉の家に行ったときのこと。シナモンくんを寝かせようと寝室の扉を開けると、暗い中に何やらこうこうと光っているではありませんか。見るともなしに見てみると、ぽけら~っと宙を見上げる茶色い物体。
あわてて目をそらしてはみたものの、時すでに遅し。見てしまいました。
第2回目の対面は、姉一家が実家に来た時のこと。姉の部屋へ行くと片隅にエルが。見ないふりをして本を読んでいると夫が呼びに来た。エルを見て一言。「あ、脱皮してるよ」
姉、甥、姪、夫で脱皮の観察会が始まった。姉と子供たちは嬉しそうに皮をきれいにしてあげている。思い出すのは夏に海に行った時、日に焼けて皮がむけてしまったじじりん(父)のハゲ頭を嬉しそうにむいてあげていた姿。なんとなく眩暈がした。
それでもぼんやり見ている私は何だろう。やはり心ならずも多少慣れてきたということか。
きっとシナモンくんがもう少し大きくなったら、虫やら爬虫類やらが大の苦手の私も、だんご虫くらいはつつくようになるんだろうな。そんな予感がする。
ちなみに。
エル坊はこんなヤツ ↓ でした。

2008-05-22 - 12:21 - | コメント(0) - TB(0)
2008-02-22
O本家の生物
またまた姉一家、O本家の話題である。
もうだいぶ前の話になってしまったが、年末年始で義兄の実家に帰っていたO本家、帰り道の途中で姉から母にメールが入る。「とーちゃんを飼うことにした。もし時間があったら30*60の入れ物を買っておいてほしいんだけど」
30*60・・・いったい何を買った!?
姉のパターンから言って、との付く生物なのは確かだ。イヤな予感がする。それはすごくぽちの嫌いなものではナイか??しかし、今は冬だ。わずかな望みをかけてみたが、やっぱりそうだった。

とかげである。とかげのとーちゃん。とかげを飼う入れ物を買っておいてほしいと言うのだ。さすがに兄の実家からそんな大きなものを買って帰っては来られなかったのだ。
かくして、正月の2日からホームセンターに母と行くことになった。
とりあえず近くにあるホームセンターに来てみたものの、とーちゃんの入れ物とはどんなものやら分からないことにハタと気づいた。仕方なく店員さんに聞く羽目になった。
「トカゲをですね、飼うんですが」
何で私がそんなことを言わなくてはならないのだ。飼うのは私じゃないぞ。断じて私ではない。
店員さんによると、水槽でいいらしい。あいにくその店では売り切れていて、スタートセット、魚用のフィルターやら電灯やらがセットになったものしかなかった。単品の3倍位する。
店員さんがこっそり確実に単品を売っている店を教えてくれた。親切な店員さんである。しかし正月からホームセンターめぐり。何で私がとーちゃんのために???
店員さんに教えてもらった2件目のお店で水槽は見つかり、無事購入することができた。実家近くの2件の店でぽちはトカゲを飼う女となったのだった。
うーちゃんの二の舞はすまいと、帰ってくるなり甥にとーちゃんを食卓やらカウンターやら、とにかく居間に置かないように言い渡した。もちろん私には何の権限も無い。たわごととして流すことも出来る。
だが、甥も私のバックに家主であるじじりんとばばりんがついていることは察しがついたろうし、それより何よりここで逆らっても面倒なことになるだけだということをよく知っている。甥にとってのぽちの位置付けは、子どもであるという最大の武器の通用しない「困ったまぶだち」なのである。
さすがに姉もO本家の部屋(元・姉の部屋)へ置くよう言ってくれた。おかげでとーちゃんとはまだ直接顔を合わせないですんでいる。
後日、とーちゃんは「エル」という名前を甥からもらったらしい。
姉に確認したところ、エルはフトアゴヒゲトカゲという種類のトカゲだそうだ。いわく、トカゲとしては飼いやすく、初心者向けなのだそうだ。
姉よ、お願いだから、ベテランにはならないでください。
2008-02-22 - 16:13 - | コメント(0) - TB(0)
2007-12-07
O本家の生物

久しぶりに実家の近くにあるO本家を訪れた。O本家には犬をはじめ、数々の生物が生息している。
O本家とは姉の家である。もともと生き物をこよなく愛する姉ではあった。惜しむらくはネーミングセンスはゼロだったが。
姉が結婚して生まれて始めて別に暮らし始めた頃、彼女はアマリリスを飼った。誤変換ではない。あれは飼っているといって良い可愛がり様だったと思う。あのときに予想するべきだった。
後に一軒家を持ち、兄妹2人の子持ちになって彼女はグレードアップした。現在、犬が2匹、水槽が5個、虫かごが6個。子供の兄のほうが無類の生き物好きで、はじめは皆、子供につき合っているのだ思い込んでいた。しかし、ここに至ってこれは本人も好きなのに違いないと確信した。
先日そんな姉が変なものを買ってきた。「ウーパールーパー」というやつだ。いっとき流行った、あれだ。ちょっと珍しいタイプではあるが、れっきとした両生類。
ある時、姉一家がどうしても数日留守にすることになった。世話をしてほしいと言って実家に犬2匹と虫かご数個、水槽1つが運び込まれた。普段は姉と甥がしっかりと面倒をみているので、そんなときくらいはもちろん母も快く引き受ける。

犬はもともと実家にも3匹いるので、ある意味で誤差のようなものだ。虫はゼリーを与えておけばいいらしい。問題は水槽のウーパールーパーの「うーちゃん(命名:姉)」である。
O本家でのうーちゃんの立場はどうやらかなり高いらしい。姉の手によってうーちゃんはカウンターキッチンのカウンターの上に設置された。
「餌は冷蔵庫のあかむしをね…」ちょっと待った。冷蔵庫ということは生か!?
母とぽちは一気に引いた。その時点で世話人はたまたま帰省中だった、ぽち夫に決定した。母とぽちは虫が苦手である。父も無言であった。ぽち夫はいつもの笑顔で、こともなげに引き受けた。

この日から、キッチンのカウンターにウーパールーパー。ジャガイモの皮をむいているときに目の前にウーパールーパー。出来上がったものをカウンターに置く。お味噌汁の横にウーパールーパー。ご飯の横にウーパールーパー。焼き魚の横に…。奴は両生類だよ!?
できるだけ目を合わせないようにしようと心に決めた。
平穏に2日間が過ぎた。が、ぽち夫は福岡に帰らなければならない。ぽち夫が帰って、姉一家が戻ってくるまでに間が1日あることに、前日まで誰も気付かなかった。誰が餌をやるのだ。もちろん、母とぽちの視線は父に注がれた。父が虫をあまり得意でないのは知っていた。しかし、ここで視線を外したら負けである。
仕事一筋でやってきた父に、これほど真剣に家のことを強く要求したことがあったろうか。有無を言わせぬ勢いであった。しかし、家のことといってもゴミ出しでも皿洗いでも掃除でもない、「うーちゃんの餌やり」である。
そして次の日。年齢にしては長身で180cm近くある父が、無言でキッチンの水槽に向かい、割り箸でうーちゃんにちまちまと餌をやっていた。本当にありがとう、父。
姉が帰ってきてぽち夫と父に大変感謝したのは言うまでもない。その姉が笑顔で言った。慣れてきたら可愛いでしょ?…いや、ちょびっとは慣れてきたけど可愛くはない。
うーちゃんにはまだ慣れそうもないけれど、姉よ、姉のその感覚にぽちは慣れたよ。
2007-12-07 - 13:04 - | コメント(0) - TB(0)