Home > Archives > November 2008

November 2008

『オイディプス症候群』、ひき続き笠井潔さんを読む

 次は「オイディプス症候群」を拝読しました。
 これまた超大作です。
 細菌感染の話、ギリシャ悲劇の話、ギリシャ神話の話、それにミッシェル・フーコーの哲学と盛りだくさんの内容が登場します。
 閉じ込められた孤島における連続殺人。アガサ・クリスティー似の設定がなされていました。
 このような場合、真相で肩透かしをくこともあるのですが、なるほどと思える結末で、納得してしまいました。
 やはり、笠井潔さん、おそるべきです。
 オイディプス症候群 (カッパ・ノベルス)

『青銅の悲劇』、笠井潔さんを読む

 探偵ガリレオに批判的な方の作品も読んでおこうと思いました。
 これは、超大作です。
 推理小説にも、純文学のような作品もあれば、大衆小説のようなものもあることが、よくわかりました。(当然、この作品は純文学の方)。
 とはいううものの、過去の有名な某作家の某作品へのオマージュとしても読めるところが面白かったです。
 今回は現象学探偵=矢吹駆の弟子、ナディア・モガール大活躍。ところで現象学のいう「本質直観」と、ただの直観は、どこが違うのでしょうか。
 青銅の悲劇  瀕死の王

 
 

刑事コロンボ「歌声の消えた海」

 第29話は「歌声の消えた海」でした。
 メキシコ旅行の船上で殺人事件が起こるというスグレもの。
 コロンボが指紋検出をするために、鉛筆を削るという場面がありますが、なかなか職人らしい風情を感じさせてくれました。
 敵役は名優ロバート・ボーン。今回はコロンボが如何に犯人を誘導していくかが見どころです。コロンボ流「仕掛け術」の極意。
 アロハシャツ姿のコロンボをうかがうこともできます。
 刑事コロンボ 完全版(15)

『ガリレオの苦悩』、湯川博士の失敗学

 新作短編集『ガリレオの苦悩』では、湯川博士の性格をうかがわせるエピソードが出てきます。
 まる一年間かけた実験が失敗だとわかると、彼は、その研究をあっさりと捨ててしまいます。自分の研究に執着する人間には、これができないのです。それだけでなく、その失敗から博士は新たに「磁界歯車」という学説を発表しています。
 まさに「失敗学」、「捨てる技術」です。
 意味のない実験はないとガリレオ博士はいいます。失敗した実験も、何が失敗なのか教えてくれるのです。
ガリレオの苦悩

 

『聖女の救済』ー探偵ガリレオの新作でました。

 すでにベストセラーになっているガリレオ・シリーズの新作が出ました。
なんと長編『聖女の救済』と短編集『ガリレオの苦悩』二冊同時発売です。
 これだけの作品が書けるパワーに、まず感服。
 今回からTVドラマに出ていた女刑事ー内海薫も登場します。
 福山雅治の歌も登場します。 
 兵庫県にある「スプリング8」という施設も登場します。
 ところで、この作品に登場する「虚数解」という喩えは、ピッタリとしているのでしょうか。
 聖女の救済

 

More...

Home > Archives > November 2008

Search
Feeds

Page Top