2007-07-18

『舌の記憶』筒井ともみ

category  time23:45

舌の記憶 (SWITCH LIBRARY)

なーんだか不思議なエッセイ集でした。ひたすら食についてのエッセイが並ぶんだけど、でも、これで食欲がわくとか、あれ食べたい!とかいう気持ちはそんなにわかないというのがまた不思議。最後にレシピのおまけ付きなのが、ちょっとよかったな。そこに載ってるものは食べたいなーと思えるもの中心だし。ちょっとつかみどころのない本でした。

2007-07-12

2刷りの入稿を。

category  time14:00

『書店員タカクラの、本と本屋の日々。』と『ぼくらのいえができるまで』の増刷が決まりました。どちらも2刷りってことで、それぞれ印刷会社に入稿。タカクラさんの本は9月の終わり頃、ぼくらのいえは8月の終わり頃から2刷り出荷予定です。ちょっと先なんだけど、できるうちにやっとかねばと、ちょっと早めに入稿です。あと一冊、山本巖ブックレットの002もそろそろなくなりそうなので、来週ぐらいに2刷り入稿しておこうっと。ベトナムのガイドブックは来週あたりに引き継ぎをして、喫茶店の本は、来週装丁の相談をして、紙決めをしておかなくちゃね。

書店員タカクラの、本と本屋の日々。―…ときどき育児 ぼくらのいえができるまで

2007-07-10

キーワードは「新築を超える中古」

category  time22:00

「ガイアの夜明け」の今回のテーマは「甦れ!夢の一戸建てー中古住宅を活用せよ」ということで見てみたら、何回も出てくるキーワードは、「新築を超える中古」。これってばまさに、侃侃房の新刊『新築を超える中古マンションリフォーム』と一緒だ!住宅、マンションとものは違えども、リフォーム、リノベーションなど、これから家を持ちたい人にとってはかなり有効な方法だなと。番組の中で、中古住宅を買おうとして、銀行からローンが下りずに結局買えなかった家族がいたんだけど、これって切実だよなーと。まだまだ中古物件に関してはローンの審査など厳しいんだよね。あの家族も毎月ちゃんと家賃も払って生活できてるんだから、ローンもふつーに払えると思うんだけどな。銀行ってほんとしぶいなーと。

2007-07-06

『路上派遊書日記』南陀楼綾繁

category  time23:30

路上派遊書日記

南陀楼綾繁さんの『路上派遊書日記』やっと読み終わった。400ページ以上あり、しかも2段組みで、テキストぎっちりだったので、ちょこちょこ読んでたら思ったより時間かかったね。この本、昨年のブックオカで南陀楼さんから直買いして、サインも入れてもらったのだ。ブログ「ナンダロウアヤシゲな日々」の2005年分をまとめたものなんだけど、これだけの文章を書くって、すごすぎる。しかも、これって実際に書いたものの、1/3らしい。。。ぴのこもけっこうマメにブログ書いてる方だとは思うけど、足下にも及ばないって感じだね。7/1に放映された情熱大陸内澤旬子さんだったんだけど、ナンダロウさんもたくさん登場してたな。そして、石風社の藤村さんも!今年の「不忍ブックストリート」にブックオカ代表として一箱古本市に参加してたんだけど、藤村さんも、ブックオカの箱もしっかり映ってました。ちょうど情熱大陸の取材が入ってたって話は聞いてたけど、本当に映るなんてすごいなー。この前のブックオカの会議でも、その話で盛り上がったしね。

世界屠畜紀行

2007-07-05

『落花流水』山本文緒

category  time23:00

落花流水

山本文緒久しぶりに読みました。いっとき集中的に読んでたんだけど、久しぶりに読むと、登場人物がそれぞれちょっとやな感じで、そうそう山本文緒ってこのいやーな感じがよくて読んでたんだよんねって思い出しました。そういえば新作でないなーと思ってたら、再婚したり、重度の鬱病になったりとかいろいろあったらしい。「だらしな脱出できるかな日記」を見てたら、山本文緒の新刊『再婚生活』が<本日の読書>で紹介されててそれで知ったのだ。これはエッセイなんだけど、また新しい小説読みたいな。同じく藤田香織さんの<本日の読書>で紹介されてて読みたいなーと思った本が2冊。『建てて、いい?』『家とオトコと猫 ずるずる女が家を建てたら』どちらも家本。たぶん家を建てることはないと思うけど、それでも気になる家の本。

再婚生活 建てて、いい? 家とオトコと猫

そういえば、お気に入りのブログ「ダカフェ日記」の本も出るんだよね。定価が2310円とちょっと高いけど、ハードカバーだし、オールカラーで写真もたっぷりだから、妥当なところかもね。ほしい!

ダカフェ日記

2007-07-01

『真鶴』川上弘美

category  time23:30

真鶴

小説はいいなーと。久しぶりに小説らしい小説を読んだ気分。川上弘美の感覚って好きだな。この本、装丁もなんかシンプルでかっこいい。ケースの中の表紙はまた雰囲気ががらっと変わるんだよね。ストーリーはよくわからないまま終わってしまうんだけど、途中から少しずつ話が見えてくるような見えてこないようなと。ストーリーというよりは感覚を楽しむような小説でした。