2007-04-29

『女盗賊プーラン』プーラン・デヴィ

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女盗賊プーラン〈上巻〉 女盗賊プーラン〈下巻〉

女盗賊プーラン・デヴィの自伝を読みました。カースト制度のことは、歴史で習ったぐらいだけど、今だに根強く残っていることに驚き、そのための差別にショックを受けました。女性というだけで虐げられ、低カーストの身分のせいで、あんな不当な扱いを受けるなんて。村の人も、警察も、すべてが信じがたい。盗賊団にるも、そこで初めて人間扱いをされ、その誘拐をした男性と愛し合い、自らも盗賊となり夫婦となる。しかし、その男性も、身分の上のカーストの盗賊に裏切られ殺されてしまう。あまりにも過酷な人生。盗賊として復讐をするも、その後、投降し、国会議員になるという人生はまさに壮絶。国会議員となったいまも、常に命を狙われていて、警護されていると本書に書かれていたが、この本にはさまれていた新聞の切り抜きで、複数の覆面の男に射殺されたことを知った。「砂漠の女ディリー」と同じく、武者圭子さんの訳。ノンフィクション、読み応えありました。