2006-09-17
『キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか』北尾トロ
東京出張に行ってたときに軽く読める本がほしいなーと買ったのが、これ。鼻毛出てますかはなかなか言えないよねー。歯に何か挟まってますよも言えないし。でも、実際は言ってくれれば。。。と思うことも多々あり。そんなふだんなかなか言えないことを言ってみたり、思っててもなかなかできないことをやったりしてるのが、この本。結果的に成功することもあるけど、往々にしてブルーなことに。まじで、北尾トロさんのがんばりに拍手です。本編の方はそんな感じで、ぼちぼちゆるゆると読んでたんだけど、番外編の「消えたフリーライター持馬ツヨシの行方を追う」は一気読み。この番外編がいちばんおもしろかった。ノンフィクションだってところが、またすごい。この番外編を読めただけで、この本は買ってよかったね。おもしろかったです。
2006-09-13
『ブックカフェものがたり』矢部智子
『ブックカフェものがたり』読みました!公式ブログもちょこちょこ読んでたし、帯のカフェが、下北沢のcafe ordinaire(カフェ・オーディネール)なので、ぜひ読まねばと思ってたんだ。『休みの日には、コーヒーを淹れよう。』の打ち上げをこのカフェでしたときに生まれたコーヒーの企画がいままさに入稿後の大詰め状態にある『コーヒーカップ4杯分の小さな物語』。なんだかつながってる気がするよね。第二部に登場する「A/Z ブックス&カフェ」は2月に、「Calo Bookshop & Cafe」は4月に実際に行ったのでお店の雰囲気もわかるし、本の内容がすごく身近に感じられました。かなり具体的にいろいろと書いてあるのも参考になるし、それぞれのブックカフェオーナーの話もおもしろかった。大変なことも多いとは思うけど、自分のペースで仕事ができるっていいなと。空間を所有するっていうのがとてもうらやましい。本もカフェも好きだから、この本、ほんとに楽しめました。紹介されてるカフェも行ったことあるところだとそれだけでうれしくなるし、行きたいカフェもまた増えたなー。矢部智子さんの本は、どれも気になる。視点がいいんだよね。
「A/Z ブックス&カフェ」のオーナーの梶原さんのブログ「本と音楽のコラム」では、侃侃房の本『ひとつの町のかたち』を記念すべき一冊目に取り上げてもらってるんだ。うれしー。