2006-06-27

『100万回の言い訳』唯川恵

category  time23:00

100万回の言い訳

『イノセント』があっという間に読み終わっちゃたので、最後の夜にホテルに戻る前に、品川駅の構内の本屋さんで買いました。唯川恵の小説読んだのって、何年ぶりだろ。中学生の頃とか読んでたもんねー。コバルト文庫だったかな。中高生の話なんだけど、女子の裏切り方とかがリアルだなーと。女ってやっぱり裏切るとき裏切るんだよねーというように、ちょっと女の嫌な面とかも出てるのがけっこう好きで読んでたもんね。大人向けの小説を書き出してからも、コバルトのイメージが強かったので、なかなか手が出なかったけど、『肩ごしの恋人』『ベター・ハーフ』なんかはちょっと読んでみたいなと思い始めて、今回やっとこれも縁だなーと思って読んでみたんだ。新刊の棚にすごい数並んでたので、けっこう気になってたし、わりと男の人も手にとっていたので、結婚してる人かなーとか夫婦関係はどうなんだろうってちょっと気になったりして。タイトルだけだとよくわからないけど、帯文のキャッチは「恋愛をすると結婚したくなり、結婚すると恋愛をしたくなる。」たしかに、これは気になるキャッチだな。既婚子なし共働きってのも同じやしね。512ページとけっこう厚いけど、一気に読んじゃいました。唯川恵は読みやすいね。予想通りの展開だなーと思うところもあるけど、それでも楽しめました。

2006-06-26

『イノセント』小池真理子

category  time18:00

イノセント

東京出張中に買いました。ひさしぶりの小池真理子。小池真理子のク文章に、ハナブサ・リュウのモノクロの写真。このコラボによってできた小説は、退廃的で官能的な雰囲気を味わうことができました。あっという間に読んじゃったよ。写真は写真で楽しめたけど、小池真理子の文章だけでもきっと同じ気持ちになっただろうなーとも思う。

2006-06-21

『ひとつの町のかたち』遠藤めぐみ

category  time23:20

ひとつの町のかたち

侃侃房の新刊、『ひとつの町のかたち』をよみました。80年代の東京都文京区春日を舞台にした、架空の喫茶店「珈琲たかはし」でバイトをするおれの視点で話は綴られていきます。マスターはいつもおいしい珈琲をいれ、カレーをつくります。その喫茶店に足を運ぶ人たちとの日々があり、それはどこの喫茶店でもあったであろう風景なのかもしれません。すっきりとした文章でなかなかおもしろかったです。それに、この帯文がなかなかいいんだ。

あたらしい地下鉄、
あたらしい駅、
あたらしい住民。

時代が
なだれのように
押しよせて、
古いものを
壊していった。

今日も
コーヒーと
カレーを
食べにいく。

2006-06-20

けやき通りで楽しいことやります。

category  time19:00

今日は夜7時より、石風社にて、第2回の会合がありました。ぴのこは2回目の会合から参加です。なんの会合かというと、11月の頭にけやき通りあたりを中心に本に関するイベントをしようかと思ってるのです。今日の参加者はこの企画の発案者のfullhonistの生野さん、キューブリックの大井さん、石風社の藤村さん、福家書店のタカクラさん、丸善の徳永さん、『Gallery MORYTA(ギャラリーモリタ)』の森田さん、春吉でいろいろされてる田代さんというメンバーでした。出版業界のいろいろなメンバーが集まりましたという感じで、それぞれの視点からこのイベントをつくっていけるので、たのしくなりそうです。今回は石風亭にならって、藤村さんのごはんをいただきながら、みんなで話をしました。藤村さんのごはんおいしかったー。こういう大皿料理っていいよね。この写真のチキンもばりうまでした。この日夜中すぎまでお話が続きました。また次回の会合までにそれぞれ宿題をがんばりましょー。

藤村さんの手料理

今日はこの会合に行く前に、青山ブックセンターから注文をもらったので、納品ついでに本チェック。『ブックショップはワンダーランド』めちゃめちゃおもしろそう。この表紙もいいな。『センセイの書斎』も気になるところ。書斎ってみてみたいよね。でも、こっちはちょっと高くて手がでないなー。並製でもっとお手頃な価格だったら買いだったんだけどな。

ブックショップはワンダーランド センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場

2006-06-14

『タイセツナヒトニ、贈ル。』「十一月、空想雑貨店。」

category  time22:00

タイセツナヒトニ、贈ル。

タイトルどおり、贈り物がテーマの一冊。それもタイセツナヒトニ。贈る、の最初は、「贈る、旅」。スイスの旅はすてきがたくさんつまった旅でした。旅を贈るって発想はすてきだなーと。旅ものの本を手に取るときって、実際にそこに旅するための情報を得るためのときもあるけど、いつか行ってみたいなーとか、自分が知らない、言ったことのない場所での生活を垣間みたり、写真を眺めて、きれいだなーと思ったりと、いろいろな理由で手にとるんだよね。この本もそんなふうに、ちょっと別のところへ気持ちを持っていきたいときに眺めてみるといいかも。旅のほかにも、温かさ、記憶、音楽といった切り口があるんだけど、最後の「贈る、資産。」というところがまたぴたっとはまったのだ。ちょうどまたいま家づくりの本を作っているんだけど、その中で語っている話にも通じるなと。今のところ自分には贈られる資産も贈る資産もないけれど、これからすこーし考えていくことになるかもね。大きいけど身近なところでいうと、環境ってのもね。

2006-06-08

『きょうの猫村さん2』ほしよりこ

category  time23:30

きょうの猫村さん 2

猫村さん2です。あいかわらずの絵、ストーリー展開、ゆるさでした。まあおもしろかったけど、1冊目ほどはまらず。まあしょがないよね。それに気持ちはすっかり『ニャ夢ウェイ』のとりこだからね。

2006-06-04

『ニャ夢ウェイ』松尾スズキ

category  time11:30

ニャ夢ウェイ

あらためて、松尾スズキ、さいこー!『ニャ夢ウェイ』おもしろかったー。もー親バカ猫バカ炸裂なんだけど、そこがまたいい。妻子さんもおもしろすぎます!この本、ほんとストレス解消になるよ。いやーなこともなんもかもふっとんで、けらけら笑えること間違いなしだね。なんか悩んでる人、ひとまずこれ読んでみましょ。悩みとかどーでもよくなるかも。続編求む!