2005-11-23

くるりワンマンライブツアー2005 〜はぐれメタル純情派〜

category  time19:00

NIKKI(初回限定盤DVD付) Nikki

朝イチで東京から帰ってきて、お家で疲れた足を休め、いざホークスタウンへ。新しいモールがオープンしたばかりだからやばいかなーと思ったけど、車で行って正解。駐車場もちょこっと待てば入れたよ。さて、ライブはというと、すごいよかった。今回のライブはきっといいだろうなーって予感はあったんだけど、その通りでした。ヒダカくんにチケット売ってもらってほんと助かった。最初チケットが発売されたときはまあ今回はいいかなーと思ってたんだけど、その後出る曲出る曲いい感じだったので、やっぱり買っておけばよかったかなーと後悔してたら、ヒダカくんから天の声が。即効のったね。今日のライブはちょっと大人のライブだったなと。Zeppでオールスタンディングなんだけど、一曲一曲をじっくりと聴くことができたんだよね。くるりって、ゆるいけどあつくて、せつないけどあたたかくて、なつかしいけど新しい。そんな要素がうまーく融合されていると思う。東京は何度聴いてもいいし、ばらの花もハイウェイも大好き。Baby I Love Youはよかったねー。赤い電車とBIRTHDAYが聴けなかったのが残念だったけどね。アンコールも含めてぜーんぶで20曲ぐらいやってくれたのかな。アンコールの最後はほんとたのしかった。いつまでも終わらないでくれーって思ったもん。岸田くんの相撲話もうけた!でもいまだに岸田くんは眼鏡かけてほしいなーと思うんだけど。帰りに出口で京急のおかしもらった。うれしー。こんなの初めてだよ。

くるり京急

『パイロットフィッシュ』大崎善生

category  time10:00

パイロットフィッシュ

東京出張のおともに持って行ったのが、この本。酒呑童子さんの書評で読んで、これはぜひ読みたいと思ってたんだ。出だしの文章がほんと印象的。

人は、一度巡り会った人と二度と別れることはできない。

この文章ってすごいなーと。これですっとこの小説の中に入って行けたような気がする。山崎と由希子の出会い、そして別れはほんとせつなかった。山崎を取り巻く人々も魅力的だったし、おもしろかったー。大崎善生ってプロフみて気づいたんだけど、『聖の青春』『将棋の子』の作者なんだね。大王も書評書いてたよね。読ませる力はすごいよ。次作の『アジアンタムブルー』も読まねば。それにしても印象的なフレーズの多い本だった。どんどん先を読みたくて読み進めていくと、その一文があらわれて思わず立ち止まってしまうのだ。

今回の東京出張は一人で移動する時間が多くて、この本を読むか、iPod shuffleで音楽を聴くかって感じだったんだけど、そのときによく聴いてたミスチルの「I LOVE U 」の中に入っている「僕らの音」という曲がすごくこの本とリンクしたんだ。「君は九月の朝に吹き荒れた通り雨 叩きつけられて 虹を見たんだ そこで世界は変わった」っていうフレーズが、由希子のイメージに重なってしまった。この曲大好きになっちゃったな。せつないよ。

それにしても伊都子って。。ぜったい友達として持ちたくないタイプだね。ありえん。