2005-04-03

鈴木成一デザイン室

category  time23:30

情熱大陸の装丁家鈴木成一特集おもしろかったー。30分の番組でめっちゃ真剣に見ちゃったよ。1カ月で50冊、年間600冊の装丁を手掛けてるなんてすごい。アシスタントがいるにしてもすごい数だよね。本の装丁ができあがっていく過程がみられるなんてあまりないので、すごい見ててたのしかった。文字をどんどん作るんだよね。鈴木成一氏が豊島ミホの『檸檬のころ』の文字をつくるのに、アシスタントにイメージを伝えてたんだけど、針金をでのばして、切ってとか言ってるの。で、最初だしてダメだしされて、何回もやりなおして、できあがるんだよ。その文字とイラスト(イラストレーターの人も提出するとき緊張してたなー)を組み合わせ、デザインしていってできあがりがこれって見せられたとき、さすがだなーと。ぱしっとできあがったものを見せられると気持ちいいよね。装丁をお願いして、できあがりを見るのっていつも楽しみだもんね。

途中から、村上龍の最新作『半島を出よ』の装丁ができあがるまでをやってたんだけど、1400枚にも及ぶゲラをまず読む。このボリューム読むだけで大変だよね。そして、これはカエルだねって。カエルだよ。おー。しかも、ヤドク。これをまず撮影して、そして舞台は福岡なので、福岡の航空写真を組み合わせて、できあがったんだ。この蛙インパクトあるね。そして、中心に墨文字を配置していて、すごくしまってる。ほんとに、おもしろかったなー。DVDに録画したので、もう1回見よっと。

檸檬のころ 半島を出よ (上) 半島を出よ (下)