2003-11-18

「解夏」

category  time12:00

title0 来年1月公開の映画「解夏」のプレス試写に行ってきました。大沢たかお演じる隆之と、石田ゆり子演じる恋人の陽子の物語で、長崎が舞台になっているのだ。めちゃめちゃいい映画だった。みんなにいいよー、見りーって紹介したいもん。結婚を控えた二人だったんだけど、隆之が視力を徐々に失っていく難病ベーチェット病にかかっていることがわかり、仕事も辞め、恋人とも別れて郷里の長崎に帰って・・・なんてストーリーを書いてもしょうがないね。パンフの言葉を借りると、「人生の切なさと愛おしさ、人間の強さと優しさが胸をうつ 静かな情熱を秘めた物語」なのだ。とにかく素敵な映画でした。うまく自分の言葉で書くことができないのがもどかしいよ。

DVD: 解夏幻冬舎のホームページで石田ゆり子が書いてるエッセイ「お茶っコ日和」で映画の話が出てて、長崎にロケに来てることか、モンゴルに行ったこととかが書いてあって、見たいなーと思ってたんだ。プレス試写の案内が来たのでこれは行かなくちゃと時間つくったんだけど、ほんと見てよかった。長崎の街が美しくて、見入ってしまうよ。あの長崎の家に住んでみたくなったもん。そして、その美しい映像とあいまって、二人の心の動きもほんとせつない。大沢たかおはかっこよくて好きなんだけど、石田ゆり子も大好き。演技もうまいねーという感じではなく、自然体で、役そのもののような気がしてくる。感情移入ばりばりしちゃって、かなり泣きました。でも、失明するんだけど悲しい映画ではなくて、見終わった後にすがすがしい気持ちになるんだよ。不思議でしょ。見たらわかるよ。

原作はさだまさしの『解夏』なんで、こっちもチェックだね。最近、世間ではひそかにさだまさしブームなんだろうか。「末っ子長男姉三人」もさだまさしだしね。