2003-10-27

『男』柳美里

category  time12:00

本: 男昨日、鹿児島から帰る電車の中で、『男』を読み終わりました。柳美里初の性小説ってことで話題になってたんだけど、これってあの不倫相手の男の人のことかなーとか、想像しちゃうね。でも、すでに内容をよく覚えていない。。。柳美里の本って読んだ端から忘れていっちゃうんだよね。なんでだろ。辻仁成の本もそうなんだよね。読んでるけど、内容全然覚えてない。唯一覚えてるのが『サヨナライツカ』。何で覚えてるかというと、あまりにもおもしろくなくて、読み終わった後、時間返せーって思ったからなんだな。男の都合のいい話だなーって。それ以来、辻仁成は読んでないんだよね。江國香織との絡みで、『冷静と情熱のあいだ Blu』は読まないといけないんだけどね。

今日のコメント

category  time11:00

コンドオ*ミユキ: コレ読んでませんが「命」の最初の方に昔の恋人(不倫のカレ)とのことが書いてあって柳美里もフツーの女なんだなー、と。作家としては一流(多分)でも恋愛において洞察力が優れているワケではないんですよね〜。だって相手のヒトの言動っていたって普通のずるい不倫男なんだもん。見抜けよ、って感じ。ま、そういうワケにもいかないのが恋愛なんだけど。そんなに好きな作家ではないのでちょっと穿った見方ですね。で、辻仁成の方も確かに男性に都合の良い視点を感じますね〜。な〜に言ってんの、ちっとも分かってないわね、って感じ。で、確かに他はあんまり印象に残らないの。「冷静と〜」も江國ヴァージョンの方が印象的かな。小説のかもし出す雰囲気が。 (2003-11-13 01:52)

ほー: そうです。朝日新聞の夕刊に連載していた小説なんぞも、文章の大部分が、日本語にカタカナで韓国語のルビがふってある作品で、ここまでするんだったら、ハングルで書けば!って、いったい誰に読ませるわけ。ってえ作品でした。話の進行そのものもわすれるんだけど、これでお仕事もらえるって、それってすごい才能だとおもいます。 (2003-11-13 03:14)

ぴのこ: 柳美里も辻仁成も、両方ともどうもだめなんですよ。いちお何作か読んでるんだけど。「命」も読んだし、あれはさすがに内容覚えてるけど。朝日新聞の夕刊の連載もちらっと見たけど、かなり読みにくそうでした。しばらく、この2人の作品は読まなくていいかなーって感じです。 (2003-11-13 17:55)

コンドオ*ミユキ: う〜ん。体質が合うかどうか、ってのもありますが、作品として成り立つかただのエゴの垂れ流しになるかってのは難しいところですね。強い自我を作品として昇華させてこそ作家として名のれるのでは?私にとってはどちらともエゴを押し付けられているような感があります。ちょい辛口ですが。 (2003-11-14 02:31)