書籍

『南ポルトガルの笑う犬』 青目海

外国で暮らすことの孤独と清新さと

アルファローバの木の下で
『南ポルトガルの笑う犬』
青目 海

四六判、並製、160ページ(巻頭カラー8ページ) 
定価:本体1,300円+税
ISBN978-4-86385-001-9 C0095

劇団・天井桟敷出身の著者が、ポルトガルで様々な人と犬に出会い、その味わい深い日々を綴った珠玉のエッセイ。ポルトガルの小さな漁師町で、「ニッポン人である」と悟った著者。無鉄砲で無防備、無知こそが与えてくれた幸福だと言い切る。その小さな物語が共感を呼ぶ。

2009年6月中旬全国書店にて発売。
 

【著者プロフィール】
青目 海(あおめ・うみ) 
東京生まれ。脚本家・ライター。独身時代のパリ、ローマに始まり、漁師の夫と結婚後は、カナダ、ニューヨーク、メキシコ、モロッコ、スペインなど、海外在住は、30年にわたる。現在、ポルトガルの南、アルガルベ地方に在住。
劇団「天井桟敷」の創立メンバー。
脚本/「親にはナイショで」「恋とオムレツ」「東京ローズ」他。
著書/『私は指をつめた女』(文春ネスコ)、『女ざかり男あさり』(テレビ朝日)、『妻たちの乱気流』(テレビ朝日)
共著/『極楽スペイン/ポルトガルの暮らし方』(山と渓谷社)、『コーヒーカップ4杯分の小さな物』(書肆侃侃房)など
写真展/ポルトガルの「笑う犬のポートレート100」(アルガルヴェ、東京にて)
日本画展/アルガルヴェの野草を描いた「ビオレットの秘密の花園」(アルガルヴェにて) 

ポルトガル便り~ヨーロッパ偏見(ひんがら)日記
http://aomeumi.exblog.jp/

【目次】
はじめに
1 プロローグ
2 バスコ・ダ・ガマ通り四十四番地
3 九十六歳のニューヨーク魂
4 この国の幸せの音
5 笑う犬のいる町へ
6 カベッサ伝説
7 フランス女の絹の下着
8 ウィーン男の贅沢な憂鬱
9 森の妖精
10 イボンヌの秘密の仕事
11 忍者のフェジョアーダ
12 カフェ・シャミネ
13 ロンドンに帰った女
14 遊び上手、遊ばせ上手
15 スイスからの絵葉書
16 ポルトガルの幸福のかけら
あとがき