書籍

『昏睡Days』 有田直子

昏睡の世界はピンク色だった

『昏睡Days』
有田直子

四六判、並製、192ページ
定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86385-010-1 C0095
2刷

くも膜下出血で倒れ、意識のない世界では、いつもどおりの時間が流れていた。現実世界では、緊急手術が行われ、死んでしまうかもしれない、植物人間になるかもしれないと、両親は不安な日々を過ごす。昏睡から目覚め、社会生活に復帰したいま、同じように目を覚まさない家族や恋人、友人を持つ人々に、その世界は真っ暗闇ではなく、現実世界と同じような日々の暮らしが続いているのかもしれないと、伝えたい……。昏睡状態での意識のない日々を中心に、その後の出来事を書き下ろした一冊。

2009年10月初旬全国書店にて発売。

【著者プロフィール】
有田直子(ありた・なおこ)
1972年広島県生まれ。福岡県育ち。九州産業大学芸術学部写真学科在籍中に、脳内出血&くも膜下出血で倒れ、左半身麻痺、右眼失明のハンディを持つようになる。現在は、リハビリに通いながら自宅で生活。ライターとして執筆や、フロートというオリジナルの言葉のliveも行っている。福岡市在住。著書『晴れのちくも膜下』(WAVE出版)
2012年6月25日逝去。享年40歳。
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