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家より広い畑を手に入れてはじめた自然農、目指すは完全自給自足。『ぼくらのいえができるまで』作者のツマエンジェルと農業ロマンの男・オットエンジェルによる往復書簡。「いえ」のその後を公開中!

ここ数週間、ワタクシメのムネがきゅうんきゅうんと鳴りっぱなしで、セツナイを通り越して正直キビシーです。

今日、はっさくが保育園の年少に進級しました。

年少になるにあたって、先生は子どもたちの混乱を避けるため、何ヶ月も前から心の準備をしてくださっていました。おかげで、子どもたちは「年少さんになる」ということを「すばらしいこと」、「おにいちゃんになる」ととらえることができていました。「年少さん」に憧れて、早くなりたい、春はまだかと、秋口から心待ちにしてきました。

でも、桜も咲いていよいよというここ数日で、はたと気がついてしまったのです。年少さんになるということは、大好きな先生とさよならするということを。

金曜の時点では、「先生にありがとうって言いなさい」と言っても、ふざけて変な顔でおどけるばかりでした。土曜と日曜、彼はいつもとちがっていました。物思いにふけって、じっとしている瞬間をいくつも見ました。日曜の夜、食事中に突然、「はっさく、あしたね、ヨーコせんせいにバイバイするっちゃん」と言いました。何か、何かがはっさくの中で決まったんだと思いました。

今日、朝の登園は旧クラスでとなっていたので、先生にもう一度会える。はっさくは朝、クラスの入口で、きちんと先生に手をふりました。笑って「さよなら」と言いました。先生は「まだバイバイせんでいいとよー。あとでみんなで上クラスに行こうね」。そう言って、先生ははっさくを抱っこしてくれました。

たまらん。

39にもなって人前で泣けるか。これからこんなことがいくつあると思ってるんだ。そのたびにわしの小さなムネは張り裂けそうになるというのか。

昨日の夜寝る前に盗み見た、暗闇をじっと見つめるはっさくの横顔。これから彼は、彼だけの人生を一人で戦っていくのだ。わしが傍らでいくらムネを痛めても、それははっきり言って彼の知ったことじゃないのだ。それが多分、母親ってもんなのだ。

ああ、キビシー。
やっぱりわしは、わしの戦いに挑もう。そうじゃないとやってらんない。なんか、さみしくて、やってらんない。

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コメント

あのですよ…。卒園なんちゅうと、もうこりゃ、ハンカチじゃ足りんですよ。
録画の音声に自分のハナをすする音を入れないようにするのが大変なんですよ。

覚悟!!

Posted by すぎちゃん at 2013-03-26 00:12:48

すぎちゃんさん、おはようございます!
そうらしいですね〜。保育園のお母さんからもよく言われます。ってゆーか、実ははっさくが卒園式に出る…って想像しただけで鼻が痛くなります。なはは。こりゃ覚悟、ですね。

Posted by tsuma at 2013-03-26 04:44:26

ああ、私は幼稚園の頃、年中のときは若い(やさしい)先生で、年長のときは年配の、ちょっと厳しい先生だったけど、変わった時やっぱ違和感というか、寂しいものを感じたよ。とはいえ年配の先生(サザエさんのフネさんみたいな感じ)にも若い先生とは違ったいい所が沢山あったように思う。責任感とか、知識の豊富さとかね。はっさく君は今の先生とともに過ごした時間が長いし、年齢的にもなかなか受け入れきれるのにかなりの葛藤を要するのかもしれんね…(薫さんも同じく(笑)。)親としてはなんとももどかしいだろうね…

これからますますたくましくなっていくことでしょう!

Posted by サミイヌくん at 2013-03-29 16:35:45

この前は来てくれてありがとう!甘夏も毎日一個剥いてビタミン補給にかなり役立ちました。
はっさくくんち今度いつ行くー?ってお兄ちゃん言ってます。

はっさくくんももう年少か。園内で後輩もたくさん出来るってことかな。次会うときまた進化したはっさくくんに会えることでしょう。ふふふ…。

Posted by もり at 2013-04-06 23:21:36
一言どうぞ